わたしたち女性が(もちろん男性の皆さまもウエルカムです! 当オンラインマガジンはいわゆる「女性誌」として制作していますので女性へ向けた記事が多くなっていますが)、
本来の自分自身、本来のこころ、からだ、霊性からずれてしまうと病気になってしまう……という現象を、しほみ先生に東洋医学について教わりながら、深堀りしていくこのコーナー。
読者さまより
「東洋医学の基本を知りたい」
「そもそも東洋医学ってなに?」
というお声を頂戴しまして
今回を前編、2026年9月17日に公開した回を後編とし、2回に分けて、しほみ先生の監修のもと編集部より
「東洋医学の基本~前後編」
をお届けします。
ぜひお時間あるときに前編後編あわせてお読みいただけると嬉しいです。
こぐま座ブックスでは
東洋医学について
この世の仕組みについて
こう考えてこういう勉強と実践をしておりますよ、というスタンスでの文章です。
今後しほみ先生のお書きになる記事が公開されるごとに、この
「東洋医学の基本」
も、適宜加筆修正し
いつでもこのページに戻って辞書としてお使いいただけるように制作していこうと考えております。
そして皆さまの「知りたい」にもなるべくお答えしていきますし
もし編集部の書いた文で疑問などがありましたらぜひお気軽にお声掛けくださいね。
そもそも…東洋医学ってなに?
と考えたときにすぐ浮かぶのは
「西洋と東洋」の分け方のうえでの「東洋」
だということ。
広義ではアーユルヴェーダ、シッダ医学、チベット医学やモンゴル医学などが知られていますが、中でもアーユルヴェーダは現代の日本、特に都市部の女性たちの間でも人気なので、ご存じの読者さまも多いかもしれませんね。
そう、お気づきのとおり、それぞれ数千年前より続いている医療(1万年以上前から続いているとされている医療もあります)、哲学、それぞれの土地ごとに発展してきた伝統だということ。
そして現代の日本で「東洋医学」と言ったときに指すのはおもに中国で発展した「中医学」韓国で発展した「韓医学」、そして日本で発展した「日本漢方」。
鍼灸、養生、漢方薬。
西洋医学は「病気、症状」をみることが多いですが
東洋医学は「そのひと全体」をみていきます。
それらのおおもとになっている基本。
駆け足になってしまうかもしれませんが、ここで皆さまご一緒に知っておきませんか?
日常おおいに役立つことばかりです。
〇天人合一 自然とひとはつながっている。
自然の一部でありその中に生まれたわたしたち「人間」。
日々自然からの恵みを受け取り、宇宙からもさまざまなエネルギーを受け取り、人間もさまざまなものをこの世の中へ渡しながらお返しながら、美しい循環の中で生き存在しています。
1.陰陽
この世のすべては陰と陽から成り立ち、どちらか一方だけでは成り立たない、美しい球体のエネルギーの循環という考えで、陰陽図に例えられています。
有名な図ですのできっと皆さまもご存じでは?
当マガジン、しほみ先生の連載でも連載第2回と第4回で触れています。
男性が陽、女性が陰
からだの背中側が陽 おなか側が陰
昼が陽 夜が陰
太陽が陽 月が陰
火が陽 水が陰
……どうです?どちらか一方では成り立たないのです。
陰極まれば陽となり陽極まれば陰となる。
よく「陽気」「陰気」などと言いますが、そしてなんだか現代では陽気のほうがいいみたいに思われがちですが、どちらがよいというものではなく、そもそも陰気がなければ陽気の概念すら成り立たず、そして陽気だけではこころもからだも病んでしまうものなのです。
たかぶった気持ちは、楽しいものであったとしても、あるていど味わったあとは静かに休ませニュートラルなポジションへ戻ることも必要。
落ち込んでしまった気持ちは、悲しみにくれていたとしても、あるていど味わったあとは少し高めてあげてニュートラルなポジションへ戻ることも必要。
東洋医学では、そのひと本来が持つからだとこころやエネルギーをみながら、鍼灸や漢方薬、養生法の提案などで、美しくここちよい陰陽のバランスへととのえていきます。
2.五行論
自然とひとはつながっていることを端的に表したのが五行論の図ではないでしょうか。
当マガジンの連載でもアイコンとしてときどき登場している「五行図」。
木、火、土、金、水
5種類の元素がそれぞれお互いの働きや性質を、高めあい抑制しあい、循環している図です。
この五行に「五臓」「五腑」「五志」「五味」「五季」「五色」……などを分類することができます。
高めあい、と記載した関係は「相生関係」と呼ばれています。図で水色の矢印で表した関係。
木は火を生じる、火は土を生じる、土は金を生じる、金は水を生じる、水は木を生じる。
抑制しあい、と記載した関係は「相剋関係」と呼ばれています。図でピンク色の矢印で表した関係です。
木は土を抑制する。土は水を抑制する。水は火を抑制する。火は金を抑制する。金は木を抑制する。
人間のからだも自然の一部。
それぞれの元素に五臓五腑、五志などが分類されています。
木 火 土 金 水
五臓 肝 心 脾 肺 腎
五腑 胆 小腸 胃 大腸 膀胱
五志 怒 喜 思・憂 悲 恐・驚
五味 酸 苦 甘 辛 鹹
五季 春 夏 長夏 秋 冬
五色 青 赤 黄 白 黒
〇心身一如 こころをみることはからだをみること、からだをみることはこころをみること。
人間は自然界の中、宇宙の中の一部であり、逆に言えば、人間は自然であり、人間は宇宙であるのです。
わたしたちが生まれたときから、生まれるもっと前からずっとそうなのです。
なかなか現代の日本、都市部で生きていると気づきにくいことですが、これらはスピリチュアルな話ではなく現実、事実なのですね。
自然の中、宇宙の中で、大地の上で生き物として生き、朝は太陽の日差しをあび、雨で潤し、夜は眠り……そうやって生きています。
きっと明日もそうやって生きていきます。
と言うか、明日もそうやって目が覚め生きていきたいですね。
この世に生れ落ち、いま、ここにわたしのからだとこころがあり生きていることに感謝です♡
……あ! 「からだとこころがあり」なんて、ごく自然に、ことばになって声に出してしまいました。
そうなのです。
この世の中から見れば、人間は自然の一部。
その「一部」の中のとても細かい分類をいうときに、便宜上「からだ」「こころ」と名前をつけて呼んでいるだけで、もともとひとりの人間、ついでに言うとそのひとの魂、霊性などもひっくるめて、ひとりの「人間」という生き物。
それを端的に表したのが「心身一如」という言葉です。
〇健康って?養生って?
ひとがここちよく生きていくうえで「健康」の概念は「共通言語」として必要ですね。
現代ではからだからのSOSを無視して社会の締め切りに合わせて働くことも多いので、『本来の自分自身』から現在の状態がどれぐらいずれているのかなどはあまり考えずにものごとが進みます。
そもそも、「どれぐらいずれているのか」なんてゆっくり感じようとすると
「余計な事考えずに仕事、仕事!」
「あのひと、なんだかさぼってる?」
なんて、人の目を感じなんだか恐縮しちゃうこともあるかもしれません。
もちろん社会のルールに沿って協調性を持って生きるということは、良くも悪くもわれわれ人間の持ち味です。よいこともたくさんあるからこそ、生存戦略として人間に備わった本能、生き抜く態度なのですが、
社会の規範やルール、周囲の期待など、本来の自分自身とは異なった基準に合わせることを優先し、本来の自分自身からずれてしまう時間が長く続くと体調に変化が起きて、不調という「からだからの声」となってきこえてくることがあります。
しほみ先生の連載でも第1回で触れています。
病気とは言えないごくごく初期の段階から
「ちょっと、痛みで教えているのに少し立ち止まってよ!」
と、からだが声に出して教えてくれます。
風邪のひきはじめ、なんだかいらいらしたり悲しくなったりして、こころが教えてくれるなんてこともあるでしょう。
まさに心身一如、自分自身のからだとこころから聞こえるこえは大切に扱って、聞き逃さないようにしたいものですね。
……かなり駆け足でお届けしましたが
皆さまよりいただきました
「東洋医学の基本を知りたい」
というリクエストにお答えすることが少しだけできていますでしょうか。
本当はもっと奥深く楽しく興味深いのですが
ひとまず
この
「東洋医学の基本~前編」
そして
2026年9月17日に公開した
「東洋医学の基本~後編」
あわせてお読みいただけると、基本の概念や言葉を共有できるかな……と考えております。
「東洋医学の基本~前後編」を通してお読みになったあと、
改めて連載第1回~第4回の、しほみ先生のお話を読み返してみると、また違った視点で気づきを得ることが出来るかもしれません。
今後の「東洋医学と今も昔も女性に備わっている霊性」連載本編でも
今回ご紹介した言葉や概念を詳しく紐解き
『本当の自分自身からずれるとからだに不調となって現れる』
という現象の、具体的な内容やエピソードなどをお伝えしていきたいと考えています。
その都度、この『東洋医学の基本~前後編』も、加筆修正していく予定です。
中医学も日本漢方もアーユルヴェーダも
わたしたちの「実際の生活」において実践してみると、その素晴らしさを実感できますよ。
筆者は実際に30代前半ごろハードワークで体調を崩し
西洋医学で治す方法があまりなく「難しい病気」と言われている病気状態、健康状態から、
東洋医学のお医者さまの処方による漢方薬を飲むことと
筆者自身の『養生』によって寛解した……という経験があります。
ですが、そんな病気のご経験は無いかたも
・西洋医学の薬がきつく感じてのめないとき
・病気というほどではない未病時点での予防として
・楽しく美しく健康に生きていくための素晴らしい智慧、哲学として
・からだとこころを感じ自分自身とのつながりを取り戻したいときなど
……さまざまな場面で東洋医学はとても頼りになります。
ここでは触れていませんが、太極拳やヨガを毎日の生活に取り入れて実践するのも、とても気持ちよく楽しいものです。
ぜひぜひ、この機会に、東洋の素晴らしい哲学、医学、智慧に触れてみてくださいね。
今回、読者さまの「東洋医学を知りたい」というお声から制作したこのページ。
疑問やご質問、ご要望
「こういうこと取り上げて欲しいなあ」
「ワークショップやイベントがあったら参加してみたい」
などなどありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせからご連絡くださいね。
インスタのDMでもOKですよ。
すべて筆者が確認させていただきご返信差し上げます。
お待ちしております♡