東洋医学と
今も昔も女性に備わっている霊性

 
連載第2回
 
風の時代の東洋医学
 

 

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数千年の歴史をもつ東洋医学。
今でこそ現代医学、西洋医学的分析によりその有効性が科学的に証明されエビデンスの集積が進んでいますが
そのような技術の無い時代にこれほどの医学体系が出来上がっていた背景として、当時の医家に備わっていた「直観力」「霊知能力」、つまり言語や視覚に頼りすぎている現代人には受け取ることが難しくなってしまった、いわゆる「エネルギー」を感知する能力が、医療技術の根幹を成していたのではないかと推測します。
現代でも、わたしの知るなかでは、鍼灸師に多く、五感に加え「エネルギー」を感知する能力を用いて高い治療効果を挙げているかたをお見受けします。
 
東洋医学のベースを成す「陰陽論」も数千年前に作られた東洋哲学です。
【陽】 【陰】
光と影
上と下
外と中
表と裏
火と水
天と地
昼と夜
太陽と月
男と女
 
そしてこの陰陽論で人体を考えるとき
私は
 
【陽】     【陰】
エネルギー体と肉体
 
という見方、捉え方をしています。
 
私たちの肉体は目にみえているところだけでなく、肉体を覆っているエネルギー体とセットになっています。
実は私が漢方カウンセリングする時にみているのは、肉体とエネルギー体の両方。
肉体が先にあるのではなく、目にみえない領域にあるエネルギー体が肉体を生命たらしめているのです。
陰陽互根といわれるように実は両者は切っても切れない関係性を保ちながら人体を構成しています。
 
私は漢方を選ぶ際、生命場(肉体の内側と外側に広がるエネルギーの領域)の状態を重視します。
肉体のみにフォーカスして手を尽くしてもなお改善が見られない場合にはこの領域にもアプローチします。
生命場を整える施術や漢方薬が、功を奏することも少なくありません。
 
患者さまや読者さまの中にも、こういったことを特に意識もせずご存じのかたや、ご経験としてご存じのかたもいらっしゃるのではと存じます。
なにか特別な奇異な話を述べようとしているのではなく、人間が持ってうまれた「いのちのちから」「自然治癒力」のある側面、それをみるときの切り口のひとつです。
そういった、言葉や五感に頼らず肉体やエネルギーをみる、捉えるという行為は、人間という生き物に原始の時代からもともとそなわっている行為、ちからのひとつなのかもしれません。
それらを経験として知り数千年前より医学・学問の中に取り込み系統立てて紡いできた東洋医学。
日常のなかで忘れがちですが
もちろん、現代を生きるわたしたちの中にも、その流れは脈々と受け継がれ息づいています。
 
この連載では、少しずつその「東洋医学」とわたしたちに本来備わっている霊性の関係
そして現代に生きるわたしたちがそれらを実際の生活に役立てることができるよう
文章にして皆さまと共有していこうと考えています。