あなたは、あなた自身の人生に
こころの底から満足していますか?
100%あなた自身を生き切る人生って想像できますか?
もしも、どこまでもどこまでも自由で、どこへ行くのも何をするのも、
望むだけ叶えられるとしたら、あなたはどんな生き方をしますか?
多くの患者さまに、漢方を通して問いかけてきたテーマです。
漢方薬と何が関係あるの?
そんな風に思われるかもしれません。
なぜなら
私達の日常は、心や身体の不調があっても、
毎日追いかけてくるタスクを、ひとつひとつこなすことで精一杯。
「漢方でなんとか元気になって、普通に日常生活を送ることができればいいかな」
そこをゴールだと思っていらっしゃる方がほとんどだからです。
漢方に頼ることでできた、ほんの少しの余白。
日頃の疲れを取ることでプラマイゼロにはなっても
プラスにもっていくことまではなかなか意識が及ばない
それぐらいみんな、疲弊しています。
でも……
もしも、いま、あなたが抱えている苦しみや生きにくさ不具合が
ご自分で意図したこと、ご自分で仕掛けている幻想だと言われたら、どう感じますか。
わたしたちは誰もが、自分自身の成長を遂げるために生まれてきています。
からだ、こころ、魂(ボディ、マインド、スピリット)、すべての面において成長する生き物、それがわたしたち人間なのです。
どんな出来事も「必然」と言いかえることが、できるかもしれません。
日常生活をつらくする心や身体の不調も
その奥には、手放せないネガティブな思考パターンや
人生の課題が潜んでいることが少なくありません。
こころとからだが辛いと、
それらの辛さがトリガーになり、そこへ意識の全てが集中して
自分本来の生命力、生命のバランスを取り戻す力が発動します。
でも、私が長年皆さまのこころとからだの辛さに真剣に向き合ってきて得た考えは。
辛さをきっかけにからだ本来の機能を思い出すこと、
免疫機能の使いかたを思い出すこと「だけ」がゴールではないのではないか、ということ。
私が目指すのは、その先にある
「本当の自分自身で生きること」
不調の改善は、本来の自分自身を考え直すきっかけ。
そのためのスタートラインなのです。
私たちを覆い尽くす苦しみのコーティングを取り外し、本来の姿を露わにする
最初のひと押しになるのが、東洋医学の智慧だと私は思っています。
大多数の人は、
「生まれた環境」
ものごごころついて初めての社会として触れる「学校」
おとなになるにつれ知る「社会生活」からつくりあげられた常識・慣習・価値観
そういった、まわりから刷り込まれるがごとく習得した
「社会の基準」
に合わせ、従って生きています。
例えば……
「勉強して良い成績をとって良い大学に入って
高収入を得る仕事に就いて
適齢期になったら結婚をして
家庭を持って、子供を育てて」
……といった人生設計を「とてもよい人生だ」「あなたもそうすべきだ」と、
親から無言有言問わず
刷り込まれて成長してきた人も多いかもしれません。
親も、きっと子の幸せを思って無言有言問わずに子どもへ送ったそのメッセージ。
でも、
その生き方に疑問を感じたとき。
誰かの期待に応えるために自分の本心を押し殺しているとき。
「いやいや、親もとても愛してくれていたんだし、わたしは幸せなはず」
と思いつつも、なぜか罪悪感がうまれるとき。
そのようなことが積み重なり、
本来の「自分自身」と
幸せのためにはこうすべきなんでしょ? という
大人になったつもりで行った「選択」が、
日常的に知らず知らずのうちに少しずつ不協和音を奏でるようになると、
人は心身のバランスを損ない、病にかかりやすい状態になります。
しっくりこない選択を続けていると、その歪みが積もり積もって、
「心身の不調」というかたちで声をあげて、
「気付きを与えてくれる」という現象が起こるのです。
不調をきっかけに、自分自身の本当の声に耳を傾ける
不調を通して、自分らしさを取り戻す
不調を乗り越え、自分自身の人生を生きる
不調を取り除いた先にある、魂に一致して生きる喜び。霊的成長。
それが、東洋医学の導いてくれる先にあるゴール、未来だと思っています。