連載第9回
いつもと少し違う行き当たりばったり企画~
『編集会議』
「からだの声をききたくて」
と題したこの連載。
第1回から第8回まで、たえさんに教わりながら、ひととおり進んできました。
読者さまからいただいた『肩の痛み』に関してのお話がひと段落ついたところで
今回の連載第9回&次回の連載第10回は、
「からだの声をききたくて」というコンセプトはそのままに、少し違う感じでお送りしてみようと思っておりますよ。
ぜひお付き合いいただき、最後までお読みいただけると嬉しいです。
お気づきのかたももちろんいらっしゃると思いますが
この「からだの声をききたくて」というタイトルは、言わずと知れた800万部超のベストセラー
「からだの声を聞きなさい」
からインスパイアされたタイトルです。
そうです!
からだの声を聞きたいのです。
仕事で忙しくったって、ほかのひとの都合がいろいろあったって、自分自身のからだの声は、自分自身が責任を持っていつでも聞き、無視したくないのです。
もっと言うなら、自分を愛したいのです(こちらももちろんお気づきの通り、900万部超のベストセラー「自分を愛して」より♡)。
アンサーソング?
いえ、アンサーソングというところまでまだ攻めきれていないのがこのコーナーの残念なところ。筆者の実力が足りておらず。
でも皆さん、ご自分のからだの声、ききたいでしょ?
そして、いつでもどこでもご自分を最優先し、ご自分を愛していたいでしょ?
ええ、ええ、もちろんそうです。筆者も、いつもそう思っております。
仕事の面で、私生活の面で、
あらゆるシーンで全面的にそのことだけを考え試行錯誤し追求してきた、ここ35年間だったと言っても過言ではありません(学生であった20歳頃から働き始め、現在55歳なので社会人35周年記念!)。
そもそも筆者は1990年代前半より
「ミュージシャン兼ファッションスタイリスト、エディターライター」
という、変な働き方をしておりました。
途中から、表側に立つことは減らして裏方仕事のボリュームがぐんと大きくなり、
このこぐま座ブックスの運営会社である「株式会社スパークル」起業などありながらも、
ある時期からは、ずっと
「からだをみることはこころをみること、こころをみることはからだをみること」
「ひとが自分自身を愛して生きること」
そういうことを考えて勉強して、実践してきました。
もちろん、トライ&エラーの繰り返し。
お仕事でたくさんのひとびと、たくさんのコンテンツに関わる機会をいただき続けて生活してきて、
世の中の競争に身をゆだねる時間も、もちろんたくさんありました。
ええ、ええ。いろいろあったよ~!
「自分自身の真ん中で生きよう」
「自分自身にとっての『本当のこと』を形にしてみよう」
と決意しまして、ひとつの表現方法としてこの「こぐま座ブックス」を初めてみて(まだ4か月しか活動しておらず、そしてまだ紙の書籍を作ったり売ったり出来ていない、名ばかりブックスではありますが(笑))、
少しずつ「はじめまして」のかたがたの思いをうかがう機会も得ることができている今日この頃。
そんな「こぐま座ブックス」「からだの声をききたくて」。
皆さん、先ほども書きましたが(重複上等!)、ご自分のからだの声、ききたいでしょ?
そして、いつでもどこでもご自分を最優先し、ご自分を愛していたいでしょ?
よかったら、ご一緒しませんか。
そんなある日の編集会議のやりとり。
こぐま座くん
「トミジュンにとっては、こぐま座ブックス以前の働き方や表に立つその立ち方って、『自分自身の真ん中』ではなかったの?」
「いつでもどんな立場でも自分自身の真ん中で生き続けるのって、わたしにとっては難しいと感じることもたくさんあったよ。
振り返ったときに『その時代のエッジ』もしくは『その時代のセンター』にあったと言われるコンテンツに携わり制作に参加し続けることができたこと……今思うと、周囲の皆さんがたくさん応援してくださったりお仕事のご依頼をくださったりして、それはとても自然な流れで叶っていたので、ありがたかったし、そして何よりとても楽しかった!
でも、作っている時点ではエッジともセンターとも思っていなくて、必死に仕事として取り組んで……それらのすべてが『自分自身のセンター』かと言うと……迷子になることも多かったし、痛い自分であったことも多かった気がする。
でも、もちろん『嫌』とかではなく、『好き』ではあるんだけれど。
いま思うと、難しく考えすぎていた感じもある。肩に余分なちからが入っていたと思うし、自分がふらふらしていたと言うか」
こぐま座くん
「商業主義、資本主義の中で、都会に住んで働いて生きているし、周囲の意見を聞き始めると振り回されるなんてこともあったりして。誰でも多かれ少なかれそういうのはありそうだね」
筆者
「マイペースで生きたい、もっと自然に触れたい、そんな簡単なことが本当の気持ちなのに
時間とか締め切りとか、周囲のひとたちの気持ちだとか、もっと言えば暑さ寒さとか、いろいろなことに合わせながら必死に仕事をこなすうち、知らず知らずのうちに本当の気持ちが置き去りになってくる。
それに若いころはまだいろいろ迷ってこころもふらふらしていたと思う。
途中から『やっぱり、”からだ”なのよね~』と実感して、からだとこころにかんすることを猛烈に勉強し始めたの。
1990年代後半とか、2000年代前半ごろからかな。
さまざまなメソッド、本当にたくさんのメソッドの門をたたき体験しました。それを職業にしたいとか商売にしたいとか、もっと言うと極めたいとか、そんなことは考えていなかった。本当に、思うがまま気になるままに動いて体験し勉強してみて。
そして、子どものころからずっと好きな『音楽』も『文章を書くこと』も『アート』も『ファッション』も、全部『からだとこころ』『自分自身のセンターでいること』だなあというところに自然に行き着いて」
こぐま座くん
「いまの言いかただと『他人軸』と『自分軸』とかそういうのもある?」
筆者
「そうね。わかったうえで『流されてみよう』『周囲のひとへ貢献してみよう』って自分で決めてやっていることと、巻き込まれて何故かわからないけれどこうなってしまうという『他人軸』では、同じことを社会へ提供したり表明したりするとしても、自分自身への負荷が違うよね」
こぐま座くん
「やっぱり、自分自身の真ん中の軸で、自分自身の両足で、力まず『すっ』と立つ、というのがいいのかな。いろいろな意味で」
筆者
「うん。それは本当にそうだね。どういうことをやるにしても。
社会からのお仕事の依頼でも、できることだから引き受けるっていうことではなく、わたしが決意して引きうける、っていう……言葉や文字にすると違いがわかりにくいけれども、まずは自分自身の真ん中で出来ることを無理なく自然に決めて引き受けていく」
こぐま座くん
「具体的にからだについてもそうだよね。自分の軸で自分の足で無理なく立って、自分の資源を活用してさまざまなことにエネルギーを費やして生み出したり提供したり。
あ、そこで『アートと短歌』のコーナーなんかでもよく表明している『誰でも必ずひとりひとつずつ持っている、美しい孤独に向き合う』という概念が登場するのね」
筆者
「そうそう。この世の中に生まれ出てきて、そのひとひとりだけが持っている。
誰でもひとりひとつずつ持っている、とても美しい、それぞれの宝物」
こぐま座くん
「ひとりずつ全員違う宝物……それはつまり、からだであったりこころであったり、それをみんな必ず持っているから『美しい孤独に向き合う』なんだね。
世の中で、もちろん周囲のルールに合わせてもいいし、迷子になったって、もちろんいいんだけれども、自分自身の『美しい孤独』に戻ってくれば、それはいつでも自分自身の中にあって」
筆者
「そうなんだよね。そのひと自身しか持ち得ない美しさを表現していく方法は、なんだっていいってことよね。それこそ、いま呼吸してただここに存在しているだけでも」
こぐま座くん
「どんなひとでも、どんな状態であっても、そのままで居さえすれば『唯一無二』の存在だから、世の中の基準とかそういう『形』みたいなものに自分をあてはめるような合わせかたをし過ぎてしまうと、せっかくの『唯一無二』の美しさが、くすんでしまう。
合わせることが大切なときもあるけれども、それが無理をし過ぎたり合わせ過ぎたりするやりかただと、からだの不調が出やすくなって、からだが『ずれてるよ』と教えてくれる。
健康であっても病気であっても、仕事や私生活などの行動についてであっても、ボディラインについてであっても、顔のつくりについてであっても……すべてにおいて。
あ! じゃあ、前に言っていた『アレクサンダーテクニーク』を書くというのはどう?」
筆者
「いや、あれは個人的に行きたいから予約しただけなの……」
こぐま座くん
「たしか90年代だか2000年代だか、ずうーっと前にも体験したことあるんでしょ?」
筆者
「そう。いったいいつのことだったのかも忘れていたのだけれど、多分わたしが30代のころに一度だけアレクサンダーテクニークのグループワークに参加したことがあって。
そのずっと後に、ゲシュタルトのファシリテーターさんでアレクサンダーテクニークを実践なさっている女性にお会いすることもあったりして印象に残っていて」
こぐま座くん
「以前の体験はどんな感じだったの?」
筆者
「むかしグループワークを受けたそのときには、立ち姿勢と座る姿勢でからだをみてもらって歩き方を教わって、そのままになった」
こぐま座くん
「じゃあ、今回は20年ぶりぐらいに習うということ?」
筆者
「そう。先日『からだの声をききたくて』の連載内容を考えているとき、『ゆるめる、ととのえる、つなげる』って、わたし知っているよな……なんだっけ?……と考えてて、久々に思い出したの。で、再体験したいと思って」
こぐま座くん
「へえ~。じゃあ取材じゃなくても個人的な体験記が書けるね!」
筆者
「いや、そうだけど……このコーナーはこぐま座くんがボディワークを教わるコーナーでしょ。こぐま座くんが興味あることを、自分でアポ取って教わってきてよ」
こぐま座くん
「ほら、ぼく単身赴任でしょ。夏はばっちり地元に戻ってリモートワークするつもりだからね」
筆者
「わたしだって海へ行きたいのに……
わかりました。 こぐま座くんは地元に戻ってリモートワークで『星のおたより』書いてね」
ブレスト的に、この「からだの声を聞きたくて」の連載についてあれやこれや話すうちに
こぐま座くんから執筆を託された筆者。
でもまあ『できるから引き受ける』じゃなくて『やりたいことだから、やる』なのですけれど。
行き当たりばったりの今回&次回。
皆さまの『からだの声をきく』『自分を愛する』ことのお供として
お付き合いいただければ嬉しいです。
2026年8月7日に公開しました連載第10回に続きを書いております。
すごいボリューム。字数多めなので、目や首を休めながら、お時間あるときにぜひ。
からだは、いつでも
わたしたちが思考で理解するその前に、何もかも先に知っていて、日々わたしたちへ問いかけてくれています。
小さな声で。ときには大きな声で。
無理を承知で、からだの悲鳴を聞かないで頑張ってきた読者さまも多いかもしれません。
もちろん筆者もそうです。いろいろ不具合が出ています。
ぜひ皆さまの、からだについてのお悩みや、この連載についてのご希望、ここまでのご感想など、お聞かせいただけると嬉しいです。
・病院に行っても何でもないと言われたんだけど、〇〇が痛い
・背中がめちゃくちゃ張っているけれど、リセット方法がわからない
・現在地の確認で、どうやら右肩が前に出ちゃってるみたい
・つなげるって、どういう意味?
・呼吸に興味がある!
・ぜひ実際にワークショップで教えてよ
……などなど。
お問合せよりお気軽にご連絡ください。インスタからでもいいですよ!
このWEBマガジンの連載でお応えできる内容については、編集部よりご連絡差し上げて具体的にお話をうかがいたいと考えておりますので、ぜひご返信先のアドレスなどご記載ください。
本当にお気軽にどうぞ。
(掲載にあたって個人情報等はわからないように記載しますのでご安心ください)
皆さまからのお悩みやご希望に沿うよう、この連載の構成をしていきます。
実際にお会いできるワークショップなどの機会もつくりたいなと考えています。
からだ本来の機能や全体性を取り戻しこころとからだを一致させ、
ここちよくめぐるからだを目覚めさせたいですね。
筆者も一緒に考え実践していきます!
もちろん、こぐま座くんも一緒に実践していきます。
ご連絡お待ちしております。