からだの声をききたくて

 
こぐま座くんとテント


連載第3回
自分自身のからだを
自分自身で立て直す3つのステップ

 


前回こぐま座くんと一緒に
からだをテントに見立てて
「ご自分のからだの現在地」
を確認してみました。
縮んでいる箇所、張っている箇所、歪んでいる感じ、無理をしている感じ
いろいろとお気づきになったかと思います。
 

たえさん

「こぐま座くんも、『星のおたより』をたくさん書くから、いつの間にかノートPCやマウスを使用する姿勢で凝り固まって、からだに癖がついてきちゃったのかも?」
 

こぐま座くん

「ぼく星座だからそういうの無縁だと思ってたよ~
みんなが『星のおたより』喜んでくれるから、ついついPC作業を頑張りすぎちゃっていたのかも……
目の使いすぎかな?
ノートPCの位置がイマイチなのかな?
モニターつないで姿勢を正すようにこころがけてみようかな?」
 

たえさん

「そうだね、普段自分のからだに無理をさせているってことに、まず気付けたことが大きな進歩だね。
そしてその歪んだ状態、傾いた状態のからだを、無理なくニュートラルな姿勢に整えることが大事だよ。
今回は、からだの声を無視して無理をし続けお疲れ状態のからだ、ある一定の方向に頑張り続けた結果、歪んでしまった状態のからだを、自分自身でリセットし立て直す3つのステップについての基本をお伝えするね。
 
自分で傾きや歪みなどの「からだからの声」に気付いて
からだをニュートラルに戻すすべを覚えることができると
いつでも自分で少しの不調にも気付けるようになるし、無理なくやさしくリセットして立て直すことができるようになるからね」
 

こぐま座くん

「おお~ それはとてもよさそうだね。ぼくもその3つのステップ、覚えます。
自分のからだに向き合うチャンスだね」
 
皆さんも、こぐま座くんとご一緒に
ぜひご一読くださいね。
 

ステップ1 「ゆるめる」

 
まず必要なのは、“これ以上がんばること”ではありません。
むしろその逆。
長年、無意識に力が入り続けていたからだは筋肉が強ばり続けたまま固まり、
サポートしている骨を一定方向に引っ張るようになっています。
これがハリや凝り、歪みにつながっていくのですが
そのまま放置しておくと血流も呼吸もスムーズに流れず、不調が抜けません。
だから最初にやることは、頑張り続けてきた箇所
つまり、前回用意してもらったご自分の「現在地」で
縮んでいる箇所、張りを感じる箇所を「ゆるめる」こと。
 
からだがゆるめば、歪んだり縮んでいたり張っていたりした箇所が、本来の位置に戻る準備ができます。
ゆるんでいなければ本来の位置に戻ることができないのです。
 

ステップ2 「ととのえる」

 
凝り固まっていた筋肉をゆるめていくと、サポートしている骨が本来の位置へ戻る準備ができます。
ただし、以前の記憶が強いので、筋肉も骨も本来の位置へ「ととのえる」ことが必要です。
からだの縦軸・横軸をそろえて本来の位置へ戻していく。
大黒柱の背骨と骨盤を中心に骨格構造を「ととのえる」。
 
からだの現在地でしるしをつけた箇所は、いままで頑張り続けた箇所、からだの中でもかなりの『頑張り屋さん部隊』が寄り集まっている箇所と言い換えることができます。
頑張り続けた結果、必要以上にサポートしていたり引っ張っていたり、本来の接続の向きとは違う方向だったりするので、必要以上の『頑張り屋さん部隊』には解散してもらっちゃいましょう。
 
からだの余分なちからを抜きゆるめたあと、
関節を本来の向きに合わせ、骨格構造を本来の位置にやさしく戻し整えることができれば、からだは自然とニュートラルな状態に戻ります。
 

ステップ3 「つなげる」

 
この3つのステップで最後に必要なこと。それは、ととのった体を“使える状態”に「つなげて」再度目覚めさせること。
本来のからだの機能を取り戻せるように、筋肉・骨格・神経を「つなげる」。
 
長年の癖や歪みで、今までの力んだからだは『頑張り屋さん部隊』ばかりに筋肉や神経がつながってしまっていました。
でもそういう状態のからだには、必ず『頑張り屋さん部隊』とは逆に、『こっちに指示がこないから休んじゃおうグループ』の、あまり使われてこなかった筋肉や神経があるはずなのです。
わたしたちのからだは、普段わたしたちの指示や使いかたに素直に従ってくれています。偏った使いかたを続ければ偏ったつながりができるのです。
日常のからだの使いかた、動作の癖が積み重なった結果、傾いたり、歪んだり、捻れたり、前回確認した「からだの現在地」が出来上がってきたのです。
『こっちに指示がこないから休んじゃおうグループ』にも、本来の動きの指示を与えて、目覚めてもらっちゃいましょう。
 
ステップ1で「ゆるめて」
ステップ2で「ととのえて」
その結果ニュートラルな状態に戻ったからだへ動きと呼吸を再教育し、本来の機能を「目覚めさせる、つなげる」。
それがステップ3の「つなげる」です。
 
すると……
いままで通じていなかった箇所がつながりはじめ
からだの「全体性」が復活します。
動かしていなかった箇所、動かすことが難しくなっていた箇所に動きや流れが戻り、バラバラだったからだの箇所が、ひとつにつながりはじめるのです。
スムーズな動き。ここちよくめぐるからだ。
もしも現在それらを失いかけているとしたら、この3つのステップで取り戻すことができるかもしれません。
 
 

こぐま座くん

「3つのステップについての説明は理解したよ。
でも、どうやってやればいいの?
具体的に教えてもらわないとわからないよう」
 

たえさん

「それは、これからこの連載で具体的にお教えするしご説明していくから、一緒にからだの声をきいて、実践していってみよう。
……でも、その前に、もうひとつ大切なことをお伝えする必要があるんだ。
それは生きていく上で、とても大切な『呼吸について』。
今日お話しした、ステップ1、2、3は、すべてこの「呼吸」のためとも言って良いほど、「呼吸」って重要な要素。次回お伝えするね」
 

こぐま座くん

「呼吸? 息を吸って、吐いて。あの呼吸?」
 


 
ここまで「自分自身のからだを自分自身で立て直す3ステップ」についての基本をお伝えしました。
次回は『呼吸について』の重要性を、たえさんにうかがいます。
5月14日公開予定です。
 
こぐま座くんも言っていたけれど
「じゃあ、どうやって力を抜くの、どうやって整えるの」
「つなげて、動きと呼吸を再教育って、どういうふうにやるの」
と、お思いになったかもしれませんね。
次回『呼吸について』をうかがったそのあと、
次々回以降この連載で、たえさんが具体的に教えてくださる予定です。
 
無理を承知で、からだの悲鳴を聞かないで頑張ってきた読者さまも多いかもしれません。
もちろん筆者もそうです。いろいろ不具合が出ています。
ぜひ皆さまの、からだについてのお悩みや、この連載についてのご希望、ここまでのご感想など、お聞かせいただけると嬉しいです。
 
・病院に行っても何でもないと言われたんだけど、〇〇が痛い
・背中がめちゃくちゃ張っているけれど、リセット方法がわからない
・現在地の確認で、どうやら右肩が前に出ちゃってるみたい
・つなげるって、どういう意味?
・呼吸に興味がある!
・ぜひ実際にワークショップで教えてよ
 
……などなど。
お問合せよりお気軽にご連絡ください。インスタからでもいいですよ!
このWEBマガジンの連載でお応えできる内容については、編集部よりご連絡差し上げて具体的にお話をうかがいたいと考えておりますので、ぜひご返信先のアドレスなどご記載ください。
本当にお気軽にどうぞ。
(掲載にあたって個人情報等はわからないように記載しますのでご安心ください)
 
皆さまからのお悩みやご希望に沿うよう、この連載の構成をしていきます。
実際にお会いできるワークショップなども開催して、たえさんから具体的に教えていただく機会もつくりたいなと考えています。
 
そして、たえさんがおっしゃるには
『実践して覚えることができれば、思ってもみなかった効果も期待できると思うよ』
とのことですので、なるべくWEBマガジンのこの連載でも、ご一緒に実践できるようなお伝えかたをしていきたいなと考えています。
 
からだ本来の機能や全体性を取り戻しこころとからだを一致させ、
ここちよくめぐるからだを目覚めさせてみませんか。
ご連絡お待ちしております。